セキュリティ仕様書(ホワイトペーパー)

最終更新日: 2026年10月20日 | バージョン: 1.1

B-Beacon は、お客様のシステム稼働状況や認証情報を安全にお預かりするため、設計・実装・運用のすべてのレイヤーで厳格なセキュリティ対策を講じています。本仕様書は、法人顧客の調達審査・セキュリティチェックシートへの回答根拠として公開しています。

1. インフラストラクチャとデータ所在地

項目 仕様・運用状況
データセンター所在地 日本国内(さくらインターネット 東京データセンター)
監視データ、認証情報、ログのすべてが国内DCに保管され、国外へのデータ転送は行われません。
インフラ分離 独立した仮想専用サーバー(さくらVPS)上でDockerコンテナにより論理分離。お客様の監視対象インフラとはネットワーク・基盤が完全に独立しています。
通信暗号化 全通信で TLS 1.3 / TLS 1.2 を強制適用。リバースプロキシ(Caddy)による自動SSL/TLS証明書管理を実施。

2. 保存データの暗号化と機密保護

対象データ 暗号化方式・保護策
認証情報・接続パスワード
(Basic認証、DBパスワード、トークン等)
AES-256-CBC + HMAC-SHA256 署名付き暗号化
データベース保存時にLaravel暗号化キャスト(encrypted:array)により自動暗号化。平文保存は一切行いません。メッセージ認証コード(MAC)が付与されるため、暗号文の改ざん検知機能が標準で有効です(改ざん時は復号を拒絶)。
生ログ(ヘッダー) Authorization, Cookie, Set-Cookie, x-api-key, Proxy-Authorization 等の認証ヘッダーを自動的に ******** にマスキングして保存。
生ログ(URLクエリパラメータ) URLに含まれる token, key, secret, password, api_key, access_token 等のパラメータ値を自動的に REDACTED に置換して保存。
生ログ(レスポンス本文) 障害調査用抜粋(エラー時のみ保存)において、JSON内のパスワード・トークンキー、および平文メールアドレス・クレジットカード番号・Bearerトークンを自動で REDACTED に置換。

3. マルチテナント分離とアクセス制御

  • チーム(テナント)論理分離: 全データは team_id による論理分離が徹底され、他チームのデータへのアクセスはフレームワークレベル(Eloquent グローバルスコープおよび認可ポリシー)で完全に遮断されます。
  • ロールベースアクセス制御(RBAC): チームオーナー、管理者、メンバーの権限分離を実装。課金情報やCSVエクスポートは管理者権限のみに制限。
  • セッション保護: セッションIDの定期的再生成(ログイン時)、HttpOnly、Secure、SameSite=Lax 属性を付与したCookie管理。

4. サーバー監視 Agent の安全性

お客様のサーバー内部で動作するエージェントは、以下の原則に基づき安全に設計されています:

  • root 権限不要: 一般ユーザー権限で動作し、システム領域(/etc や /usr 等)への書き込みは一切行いません。
  • 追加パッケージのインストールゼロ: OS 標準の bash, curl, df, free のみを使用します。
  • ポート開放ゼロ(インバウンド通信なし): 外部からの侵入リスクを排除するため、サーバーから B-Beacon への外向き HTTPS 通信(ポート443)のみを使用。
  • 事前監査と改ざん防止検証: curl -fsSL https://getbbeacon.com/agent/install.sh | less で全行を確認可能。また、SHA-256 チェックサム(checksum.sha256)による完全性検証に対応。
  • 即時失効(Revoke): トークン漏洩の懸念時は、管理画面からワンクリックでトークンを再発行(旧トークンは即時無効化)できます。

5. 外部メタ監視と可用性(SLA/BCP)

  • 外部メタ監視用エンドポイント(Healthz): B-Beacon 自体の死活監視・稼働検証のため、GET https://getbbeacon.com/api/healthz を提供。データベース接続状況等を含むヘルスチェック結果を外部の監視ツール(UptimeRobot, AWS Route53等)から常時監視可能です。
  • データ保持・自動パージ: 各プランの保持期間(Hobby: 1日、Starter: 30日、Business: 90日、Scale: 365日)を超過した監視データは、日次自動パージバッチにより完全に物理削除されます。

6. 調達審査・セキュリティチェックシート対応

B-Beacon では、第三者認証(SOC 2 / ISO 27001)未取得の段階においても、法人顧客の調達審査にスムーズに通過いただけるよう、経済産業省「クラウドサービス調達向けセキュリティチェックシート」のフォーマットに対応した回答資料の提供を行っております。

セキュリティ審査資料のご要望、または固有のチェックシート回答依頼につきましては、サポート窓口([email protected])までお気軽にお問い合わせください。